排泄機能指導士について

体験談

臼井 しずか さんの体験談

 排泄機能指導士として「何ができるか」と周りを見わたしたときに在宅の仕事に携わる者として、介護サービスを利用し排泄障害を有する方への助言や指導を行い、又地域においてお元気な方を対象に排泄の話をさせていただいております。
 最初は「私は漏れません」と言われますが、排尿チェック表を行う頃にはお互いに話が盛り上がり殆んどの方は、排泄障害があることを自覚されておりました。
 骨盤底筋訓練を行い、2年後にお会いした80歳の方は「もれなくなりました」と言われた時の感動もあじわいました。
 今後も先生方に指導、助言をいただいきながら大好きな「しっこ、うんこ」をもっと知りたいと思いますし、排泄機能指導士として予防に重きを置き、活動していきたいと思います。

横山 剛志 さんの体験談

 私は、高齢者の急性期病院に勤務する看護師です。排泄機能指導士を取得した理由は、排泄ケアのことをしっかり学び、実践で役立てたいと思ったからです。現在、行っていることは、院内の高齢者看護開発チーム「排泄」に所属し、看護師に対しての意識調査やセミナーなどの啓蒙活動を行っています。また、患者さんに対して、自己導尿や尿道留置カテーテルについての指導をわかりやすいように工夫し、積極的に行っています。今後は、患者さんを中心にして、病院と地域(施設・在宅)における排泄ケアの連携が、円滑にできるための活動をしていこうと思います。現在、排泄ケアの中でも下部尿路機能障害のケアを専門としているコメディカルは少ないため、今後もこの分野での活動を行っていこうと思います。

岩山 清美 さんの体験談

 私は、愛知排泄ケア研究会に発足時から入会しておりました。
 「排泄機能指導士」の第1期生養成講座も、まわりの人が何となく受けてみようかな?と言う雰囲気でしたので参加したというとても安易なものでした。しかし、講座を受けていくうちに今まで知らなかったことがとても多く、仕事を続けていく上で大切なこと、重要なことが沢山あり、勉強し正しい知識を持つ事に興味が湧きました。
 私は、現在、居宅支援事業所のケアマネージャーの仕事をしておりますが、この研究会を通して排泄という一番介護で重要な部分の役割の大切さを、また、色々な職種の方との連携の必要性も学び、そして今、ネットワークの輪を広げています。安易な気持ちで「排泄機能指導士」の資格を取ろうとした結果が、私にとても大切な気付きを教えてくれました。それは、人はどんな動機で事を選んでも「学ぶ」事はとても大切なこと、それを活かしていくことも重要なことだと実感できたことです。

木屋 五月 さんの体験談

 こんにちは、私は第2期生の木屋五月です。年齢は62歳になります。今年の7月31日を以ってケアマネジャーを引退しました。
 今後の職場は老人保健施設「こもれびの里・高浜」の施設内に新たに8月より開設した排泄ケア相談室です。
 ケアマネジャーとして働きながら排泄の現場を見るにあたり介護者の負担や不適切なケアの状況、また本人や家族のケアに対する認識不足を見てきました。施設においてはスタッフの知識不足。介護力の不足といわれますが、適切な知識やケアが行われることにより、その人の生活の質の向上が可能となります。
 老健こもれびの里・高浜では、毎月最終水曜日に名古屋大学泌尿器科 教授の後藤百万先生のご指導の下で排泄ケア委員会を開催しています。入所者の方に関する事例の検討、排泄ケアに関するスコア表の作成等を行い、よりよいケアがスタッフ全体の共有認識となるように目指しております。外部に向けては年2回、西三河ブロック地区の個別ケアとして排泄に対する研修会を開催し講師の先生や各施設からの事例発表等を行ってきました。依頼があれば講演会にも参加させて頂たり、碧南市のデイサービス荒川さんの家でも排泄ケアに関する相談や骨盤底筋体操を行っております。
 今まではケアマネの仕事をしながらの見守りやアドバイスしかできなかったことが今後は排泄ケア相談室において可能となりました。西三河地区には指導士が沢山います。その人に適したケアが行われることにより、人間としての尊厳が保てるようにお手伝いができればと思っています。
 排泄ケア研究会に入会し知識を得ると同時に今までには無かった、人とのふれあいや交流を沢山いただきました。本当に感謝です。今後もご指導いただく先生や仲間に支えられて目標65歳までこつこつとやって行きたいと思います。何かの折に声をかけてください。
排泄機能指導士について 排泄機能指導士について 排尿自立指導料と排泄機能指導士 体験談 学会発表 第7回排泄ケア・排泄機能指導研究会
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